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子どもの命に関わる問題がありながら「緊急性無し」とされ緊急質問できず。そして市民目線ではおかしな市議会の仕組み。

みなさんこんにちは!

 

地域政党自由を守る会、町田市議の矢口まゆです!

 

26日に提出した緊急質問の通告に関して、27日の朝に行われた議運で諮られました。

(訳:「緊急で、議会で質問したいことがあります!」と私が26日に意思表示したので、質問することを認めるかどうか議会運営委員会と言う委員会で27日に話し合われたと言う事です)

 

ちなみに、議運(議会運営委員会)の委員は、議員の中から選ばれています。

 

その結果、すべての委員(=諸派除くすべての会派の議運委員)から

緊急質問するべきではないと判断されました。

(会派とか諸派って何?って思った人はコチラ

 

 

町田市では、常任委員会(すべての議員が必ず常任委員会のどれか一つに所属する)と本会議(議場で行われる会議)に関しては全てネット中継と録画配信をしています。

ですが、なぜかこの議運に関しては、付託事項があるときしかネット中継も録画配信もしないのです。

 

27日の議運は、付託事項を話し合う場ではなく、

議会の運営(スケジュールなど)に関して話し合う場であり、

私の緊急質問の通告に関しても付託事項ではない為、ネット中継や録画配信はされませんでした。

 

つまり、市民にほぼ非公開な場で、一議員の緊急質問を許すか許さないかが話し合われていたわけです。

(非公開ではなく、ほぼ(・・)非公開。市役所に来て、議会事務局の方にお願いすれば議事録を見せてもらう事はできる。その議事録作成は確か2か月?位はかかると思いますが…)

 

そこで、今回の緊急質問に対しての各会派の考えを委員会の場で一部メモしましたのでこの場を借りて市民の皆様に公開したいと思います。

 

 

自民党:今回、議会で緊急質問する必要性はない。

公明党:次の議会の質問ですべきだ。取り上げるべきではない。

市民クラブ:直近の緊急質問では予算に関わり確かに緊急性があった。今回の件はなじまないと考える。

保守の会:緊急性について該当しない。

共産党:一般質問の持ち時間の中でやるべき。次の議会でしっかりやるべき。緊急質問には適さない。

 

また、委員からの質疑(質疑と言うより意見も多いが…)の場面では、

・一般質問に対しての答弁訂正は、議会で発言した人が訂正しますと言うのが権利ではないか。

・議会事務局の方ではどう判断されるのか。

・緊急性と言う意味では、事故を起こさないと言う所で大事だが、緊急性があるかどうかは難しい状況である。

・プール授業が終わった今の時期にこれをする意味は事務局では?

・一般質問で間違っていたことを緊急質問するのは違う。一般質問の中で片付けるべき。

などの話がありました。

 

因みに、緊急質問をしたい!と申し出ている張本人の私が発言する事は一度もありませんでした。

緊急質問をさせるかどうか話し合うとき、申し出ている本人が発言できるような時間は用意されていません。

この質疑は、議会の運営をサポートをして下さる職員の皆様“議会事務局”の方々に対しての質疑となります。

私に対しての質疑であれば、委員の質疑すべてに対して、なぜ緊急なのかしっかりとご説明できたのですが…。

一般的な感覚では、変なシステムだなと感じるのではと思います…。笑

 

 

さて、今回私が通告書に記した二つの質問は、

  • 保育施設に関して、“水泳等の事故防止は該当しない”と言う答弁に関しては認識を誤っていた事とし、答弁訂正するべきではないか
  • 保育施設での事故防止に関して、即刻見直すことが最善策ではないか

と言うものでした。

(緊急質問の内容、いきさつに関してはコチラを読んでください!)

町田市は、子どもの命に関わる重要な通知の内容を把握していなかったとみられ、

議会中に「スポーツ庁の“水泳等の事故防止について”は保育施設には該当しない」と答弁し、

私から「答弁訂正と共に、プール活動・水遊び中はもちろん、食事中や睡眠中の事故防止に関しての通知やガイドラインなどを即刻見直してほしい」

とこちらがお願いしても

「そもそも答弁は間違っていなかったし通知も把握していた」と信じがたい主張をしています。

保育施設で重大事故が発生しやすいとされる睡眠中、プール活動・水遊び中、食事中に関しての事故防止の通知内容を正確に把握していなかったとすれば大問題であります。

 

町田市では公立の保育園も5園ありますし、

市が運営している公立園の各現場にはどのように指導・監督を行ってきたのか疑問です。

 

そして、こうしている間にも毎日保育園では子どもたちが過ごしております。

2017年度の町田市の統計では、保育所等の入所児童数は7663人もいるわけです。

 

町田市の事故防止に関しての認識が甘かった事がこれほど濃厚な状況でありながら、

それを認めず、事故防止に関して改善する事も約束せず。

この状況でも、「質問したいなら次の12月議会まで待つべき」と言うのが今回の町田市議会の全会派の下した結論です。

 

 

実は、緊急質問の通告自体、平成23年の第四回定例会以来で、今回の通告は七年ぶりだったそうです。

 

今回の委員会での委員の発言の中で、

「この内容で緊急質問ができるなら、〇〇議員の一般質問でも命に関わる問題があったのでその件も緊急質問でとなってしまう」と言うような趣旨の発言がありました。

(記憶なので、一字一句同じでは無いですが)

命に関わると思うならばその議員も緊急質問した方が良いのでは…?と思いました。

 

今の町田市議会の緊急質問の在り方の感じだと、

・事故防止に関する取り組みで不備がある事への改善要求は緊急性は無いのでNG

・子どもが命を落とすなどの重大な事故が起きた場合は緊急質問OK

みたいに見えてしまいます。

 

事故防止に関しての認識が明らかに低いと思われるのに、改善策も出さない。

それでも重大事故はまだ起きていないから緊急で改善させる必要はないと。

こんな感じの認識なんでしょうか。

 

やはり私は納得がいきません。

他の35人の町田市議全員が納得できても、私は納得いかない。

 

でも、私しか納得がいかないのであれば、だからこそ私はこの思いを曲げずに貫きます。

だって、議会で私しか主張していない事は、私が主張をやめればゼロになってしまうから。

 

他の議員の皆さんの事は尊敬しているし、お話しするのも勉強になることが多くとても楽しいです!

 

でも、私は私。

矢口まゆとして皆さんに選ばれた。

 

流されずに、

他の議員全員に反対されてもふてくされずに、

腐らずに、

たった一人でも自分の思う事を思うままに発信することは、議員でいる限り辞めません。

 

むしろ、それができなくなるなら議員はやめます。

 

市民の代表として議会に来ているのですから、

議会の中で存在しているのではなく、市民の中で存在している。

この感覚を忘れずに、これからも活動してまいります!

 

市民の皆さんも、議会のココがおかしい!と言う所がありましたら、ぜひどこかに発信してください!

ツイッターなどのSNSでつぶやいたり、議員に相談したりでもいいし、友達に 議会ってこんな所なんだってーと世間話してみるだけでもいい!ちょっと勇気を出して陳情や請願を出しても良い!

 

みんなの正しいと思う事をどんどん発信してください、教えてください!

 

→その後、小池都知事宛に審決申請を提出!詳しくはこちらのブログへ!