ブログ
Blog

【窒息リスク】スーパーボールの通気孔、実は10年前から訴えられている。

皆さんこんにちは!

地域政党自由を守る会のメンバー

町田市議会議員の矢口まゆです!

 

ママのみなさん、スーパーボールを子どもに与えた事はありますか?

子どもが小さいと、遊ばせるにはかなり気を使いますよね。

 

わが家の三歳の娘にも、食べ物以外は口に入れないよう言い聞かせ続けてきましたので、まずスーパーボールを口に入れると言う事はしませんが

それでも三歳の子どもは好奇心旺盛で何をするか分からないため

スーパーボールを与えるとなると一瞬たりとも目は離せません。

 

スーパーボールは窒息リスクが非常に高い玩具です。

 

喉に物が詰まった瞬間にそばに大人がいて処置をしてあげれば、のどに詰まったものは取れる。

そう思っている方は、間違いだと思った方が良いです!

 

実際、日本小児科学会の傷害速報の事故事例の中にも下記のように記述があります。

外表面がスムースで,ある程度の大きさと弾力を持った物がいったん喉頭部に嵌入すると取り出すことはたいへんむずかしく,このように不幸な状況となる.

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0003.pdf

(上記リンク先は下の画像のPDFバージョンのへリンクです)

 

そして、このPDFの最後には以下のように書かれています。

スーパーボールの大きさを直径 45mm 以上にする,あるいはスーパーボールに通気孔を開けるよう規制する必要がある.

 

この資料は2008年、つまり10年前に作成されてものですが、いまだに空気穴のあるスーパーボールが売られているのを確認できません。

 

医学的な立場の方々からこういった明確な意見が出ているのに、10年間世の中はなにも変わっていないのです。

 

そして、傷害速報に掲載されている資料だけでも、この事故の後に2011年と2013年に、同じような事故が掲載されています。

 

事故を恐れすぎるのも良くないけれど、丸くて小さい玩具に関しては、通気孔を設けるように徹底できないものなのでしょうか…。

 

2017年にはこんなニュースもありましたが…。

https://www.asahi.com/articles/ASKCN4GF5KCNUTIL01F.html

6mmから20mmとあるけれども、小児科学会の傷害速報にある事故事例三件は20mm、35mm、25mmなんですよね。

 

 

保護者、保育者が気を付けるのは当然としても、明らかに事故が起こりやすい形状のものはなんらかの対策をもっと進めてほしいと感じております。

 

日本小児科学会さんの傷害速報はとても良い資料ですので、お時間のあるママやパパはぜひ一度覗いてみてください!

安全への意識が高まるかと思います。

https://www.jpeds.or.jp/modules/injuryalert/