ブラック部活問題、解決するには活動時間を半分に規制!?
前回はアンテナショップで買える道産子おススメ商品の紹介をしましたが読んでいただけましたか?
通販で購入できるものもあると思うので、ぽっぽ町田には行けないって方も是非読んでみて下さい★
さて、先日NHKでブラック部活改善の鍵と言う番組が放送されていました。
ブラック部活と言うのは、「教員から子どもへの行き過ぎた指導やシゴキを指す。」
と思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、それだけではありません。
ブラック部活とは
最近、メディアでも耳にすることが増えたブラック部活とは一体何なのでしょうか。
通常でも勤務時間が長い小中学校教員が部活動の顧問を担当し、平日の放課後だけでなく、土日も出勤して部活動の指導や引率に当たるなどする過酷な勤務状況を表した言葉である。部活動は国語や社会などの教科と異なり、教育課程には位置付けられていない。また、この言葉は児童生徒の活動時間が過重な上、しごきや人格を否定するような言葉を投げかけられるなど、顧問の教員や指導者から児童生徒へ行われるハラスメントを指す場合もある。
(2016-10-4)
コトバンクさんから引用
つまりブラック部活には、
教員から生徒への行き過ぎた指導だけではなく
教員が部活動の指導により過酷な勤務状況におかれること。
この二通りの意味があります。
番組内では、“学校リスク”の研究をされている名古屋大准教授の内田良さんが
ブラック部活改善の鍵をお話していました。
(内田良先生、金髪で大学の准教授らしからぬ雰囲気が素敵です笑)
教員は部活動指導の勉強はしていない!
内田先生が問題点として挙げていたことの一つに、制度設計が無い事があります。
教員免許をとるための教員養成課程でも、部活の指導方法は全く勉強しない。
そんな中で、経験の全くない部活の顧問を任されたりします。
教員免許が無いのに授業教えてたら、親御さんは不安ですよね?
記憶に新しい、栃木県で登山中の雪崩により高校生が死亡した事故にもふれていました。
経験のある教員が引率していたら、このような事故も起きなかったかもしれません。
長時間の部活動で学力低下!?
文科省が毎年実施している全国学力テストで、長時間の部活動は学力の低下に影響するという可能性が示されたそうです。
部活時間が、一日あたり1~2時間の生徒と3時間以上の生徒では、10点ほどの開きがあるそうです。
単純に部活から帰って勉強するのでは時間が少なくなりますよね。
その上エネルギーも使って帰ってくるわけですから…。
個人的な意見としては、部活動の時間も勉強以外の大切ななにかを学んでいる。
そう思ってはおりますが。
あくまで、数値的な結果ではこうなるそうです。
“廊下は走るな!”が、部活になると“廊下走れ!”変じゃない!?
これ、そう言われると確かに…。なぜ今まで疑問に思わなかったのかが不思議です。(笑)
私も部活動の時廊下を走ったりダッシュしたり、腹筋背筋腕立て、さらにはボールを使って二人一組でポンポンしてました!
(中高ソフトテニス部です★詳しくはプロフィールへ!)
そもそも廊下って、運動する用に設計されていないから走ると危険。
だから廊下は走らない!と言う話らしいのですが。
部活動になるとダッシュしまくりです。(笑)
でも、全ての部活が一斉に運動するとなると、どうしても場所が足りなく廊下になってしまうんですよね。
実際に廊下での部活動で起きた事故事例も取り上げていました。
この、「歯が折れた」と言うのは、ラケットやバットの素振りをしていたのかな?と想像しておりますが。
過去、私もしていた記憶がありますが、廊下での素振りは危険と感じます。
筋トレや走り込みは危険を感じたことがありませんでしたが…。
ですが、学校と言う教育機関で、運動する事を考えて作っていない場所を運動に使うのは確かに問題ありかもしれませんね。
なんでもかんでもダメ!と言うのは良くありませんが、事故を未然に防ぐことは必要です。
廊下などでの部活動の安全性、見直しが必要では…。
今回例に挙げられた部活動はテニスと野球です。
ラケットやバットを振りまわす行為でのケガが多いのであればまずは、
ここでは筋トレのみ、ここでは走り込みのみ、ここはかなり広くて見通しが良いからラケットもバットもあり。
など学校毎の設計に合わせたきまりを作る事は必要かと思います。
専門の担当者を行政から派遣してきまりをつくるか、ガイドラインを作成しその内容にのっとって学校が作るか。
方法はいろいろ考えられますね!
部活動の時間を今の半分に制限!?
熱血部活っ子だった私にはかなり衝撃的だった内田先生の発言がコチラ
練習時間や日数の制限。
普段の練習や大会などを含めた、活動総量を半分以下にするとの事でした。
これにより、教員や生徒の負担軽減はもちろんですが
校内を広々と使え安全に部活動を行えるという利点もあります。
そして、部活動では足りずより高みを目指す生徒は、民間のクラブチームでの活動に参加する。
世界で活躍できるようなトップアスリートを生むのは、部活動ではなく民間に任せるという考えです。
私自身、熱血部活っ子だったので、この対策案に100%賛成はできないのが正直なところです。
民間のクラブチームの活動場所が学校から遠いと、生徒が自力で向かう事が出来ない場合もあると思うからです。
私の地元のような完全な車社会ではそれが問題となるでしょう。
また、大会の出場に関しても、日々の練習の成果を感じる場として減らさないでほしいとも思います。
これらの対策案に関してはかなり意見が分かれるところでしょうが、
クラブチームへの送り迎え問題なども解決が不可能な問題ではありません。
“ブラック部活を無くす”ためには活動時間の制限は必要不可欠だと、内田先生のお話を聞いて再認識しました。
私自身、ブラック部活ゼロを政策に掲げておりますので、引き続き勉強していきたいと思います!