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3月議会で質疑した予算で、商店会からの不正請求が発覚。

皆さんこんにちは!

地域政党自由を守る会のメンバー

町田市議会議員の矢口まゆです!

 

さて、表題の件です。

 

私にとって初議会であった3月定例会で質疑をした予算に関してこんな事件がありました。

 

商店街の活性化を目的にした市などの補助金、あわせて550万円あまりを偽造した領収書を使って不正に請求し、受け取っていたことがわかりました。

NHK NEWS WEB 町田市の商店会が補助金不正請求

 

町田市のHPでは、今回不正請求があった事業に関して下記のように説明しています。

商店街チャレンジ戦略支援事業について

「町田市商店街チャレンジ戦略支援事業(旧:町田市新・元気を出せ商店街事業)」は、魅力ある商店街づくりに向けて、将来を見据えた戦略的な取組にチャレンジする商店街に対し、事業費の一部を補助するものです。

 

3月に、初めての議会で分厚い予算概要と必死ににらめっこしたわけですが、

その中でふとこの事業に目が留まりました。

 

 

どこかに費用をかけるという行為は、何か結果を求めての行為だと思います。

例えば、奮発して霜降りのステーキを買ったとします。

私は、美味しくて家族が喜んで食べてくれると言う結果を目指して和牛を購入するわけです。

 

 

 

では、今回の商店街のイベントへの補助金はどんな結果を求めているのか。

 

私は、この予算を見た時に、

『イベントをきっかけに商店街の魅力を知ってもらい、イベント後にも足を運んでもらう。それにより、商店街を活性化させる』

ことが目的だと思いました。

 

担当課の方ともこの事業に関して話しましたが、イベントの主たる目的はこれ間違いないと思います。

ここで大切なのが、

そもそもの商店街に魅力が無ければ、イベントをしたとしてもその後お客様は来ません。

 

イベント後に客足が増えない中で何年もおなじようなイベントに補助金を出したところで、

それは商店街への単なる『お小遣い』的なものになってしまう恐れがあります。

 

因みに、この補助金を出したイベントがきっかけになりその後客足が増えた商店街があるのか聞きましたが、無いようです。

 

補助金などの『返す必要の無いお金』に関して、審査はとても厳しいもので無くてはならないと思います。

 

今回のイベントへの補助金の場合ですと、

・イベントをした事で客足が増えると予測ができなければ補助金を支給しない。

・商店街自体に集客力が無いと判断した場合には、イベントへの補助金の代わりに集客力アップのための専門家を派遣する。集客力がついたところで、初めてイベントへの補助金を支給する。

こういったスタイルで今後この事業を運営してほしいと思います。

 

 

因みに、今回の事件では平成28年度までの5年にわたって不正請求をしていたという事ですが

今回初めて発覚した理由としては、領収書と納品書に差異があったからだそうです。

そこで、差異が無かった過去の領収書と納品書も引っ張り出し、業者に連絡して実際の納品内容などを確認する事で過去の不正も発覚したとの事。

担当課の方は大変だったと思いますが、過去分も丁寧に確認したようで素晴らしい対応だったのでは無いかと思います。

 

 

事件への対応は素晴らしいものだったのだろうと推測しますが、

今後は補助金を出した分だけの効果を求めて行くという所にも力を入れてほしいと思います。

 

事件を詳しく知りたい方は、以下の行政報告資料をご覧ください。

総務常任委員会での行政報告に実際に使用された資料です。

 

行政報告資料